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いよいよ、社員採用選考にもAIが出てきました。


社員採用選考は、今までもこれからももちろん人間がするものだと考えていました。
しかし、一部の企業ではそこにも人工知能を導入することとなったようです。
なぜ、社員を選ぶのにAIを使用するのか。


これは、人間の固定観念を排除する事と
面接にかかる時間を効率化するためのものだと思われます。


人間は、誰でも少しは何かしらに関しての固定観念というものを持っています。
例えば、書類選考・筆記試験・面接での内容がほぼ同じような2人が存在するとします。
そのうちの1人は医師の子息で、もう1人は普通のサラリーマンの子息です。


その2人を比べた時に、ほとんどの人事担当者は医師の子息を採用するのではないでしょうか。
こういった場合の多くは、親が天才だったら子供も天才だろうというような単純な考えをしてしまうからです。
また、両親が揃っていない片親家庭の子息は、絶対に採用しないという人事担当者もまだいます。


このような固定観念に基づいた社員選考では、社員の質は偏ってしまいます。
一時期ですが、社員の事を“金太郎飴”と表現されていた時代もありました。
これは、どこを切っても同じような顔しか出てこないことから来た表現です。


そういった面で、AIは固定観念が無い、公平で迅速な選考をするでしょう。
過去の人事記録や社員を対象にしたアンケートを基礎にして選ぶのです。
そして選考に残った入社希望者には、長い時間をかけて面接を行います。


今までの短期決戦方式の入社試験では、面接にかけられる時間は短くなりがちでした。
そうなると、どうしても質問の内容が限られてしまいます。


書類選考と一回目の面接をAIが行うと、選考が早いため、
その分二回目の面接に時間をかけることが出来ます。


面接に時間をかけると希望者がどのような人間なのか深く理解できるようにもなるでしょう。
会社に適合する社員をみつけるためにAIによる入社の選考は、
早期退社を防ぐためにも良い事だと私は考えます。

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by good-employment | 2017-06-20 10:09 | 採用

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